先日の年間ベストディスクの続きを駆け足で(まだたっぷりありますが)最後に5枚選びます
Best Coast「Crazy For You」一連のブルックリン・ブームというのがありまして、まあそれなりに面白い人材を輩出してますしデヴィッド・シーテック以下芋ずる式にその人脈にスポットライトが当たったのは全然問題ないのですが、西海岸にも面白いバンドは、いっぱいいるんだよね。例えばこのBest Coast。emusicで随分前に聴きこんでて、一昨年話題になったスコットランドのグラスヴェガスにも通じるノイズ+サーフポップ作品です。個人的にはこちらの方がより病的なアレンジと明快なポップでEPから良く聴いた。NMEも劇押し、日本でも来日決定とこれから話題になるでしょう。
Ben Folds & Nick Hornby「Lonely Avenue」ベン・フォールズと小説家、エッセイストのニック・ホーンビィとの連名プロジェクト。『ハイ・フィデリティ』という作品で音楽好きにもお馴染みのホーンビィですが、巷で色々なコラボ作というのがある中でも成功例の一つ。とにかくメロディが素晴らしい、リードの「From Above」のように80年代的なキラキラ感があったり、一方で伝統的なポップスのアレンジを取り入れたりと、近年リリースされたポップ作品の中でも抜群に素晴らしい一枚だと思います。
Brad Mehldau「Highway Rider」ブラッド・メルドーです。近年の作品いずれも素晴らしいのですが、ゲストのジョシュア・レッドマンも含め90年代のワーナージャズ時代からどっぷりはまって聴いて来た自分にとっては心に刺さる旋律満載。その雑多さから賛否両論、サントラ的だの非ジャズだの一部では言われてますが、何を持ってジャズか?と問うなら、未来志向のジャズ作品を挙げるならこれしかない。
Brandon Flowers「Flamingo」日本では来る来る詐欺常習犯だったキラーズが活動休止という形で放りだされて出てきたのがブランドンのソロ。日本国内では全く話題にならずスルーされましたが、このアメリカを代表するソングライターの作品がクリテックス・ポールに全く挙がって無いのが不思議な位です。
The Barr Brothers「The Barr Brothers」日本では来年ORGANIC GROOVEで来日が決まり、そのタイミングで発売されるThe Barr Brothersのデビュー作。The Slipのバール兄弟の新プロジェクト。詳細はまた改めて書きますが00年代アメリカーナとポスト・ロック的なThe Slipの世界観が融合した傑作です。
Carolina Chocolate Drops「Genuine Negro Jig」ジョー・ヘンリー・プロデュースの中ではこれが一番今年ユニークだったでしょうかね。。。黒人のブルーグラス・トリオのデビュー作。ブルーグラスとさらりといいましたが、カントリー・ブルースやジャグバンド的なセンスもあり。00年代のルーツ音楽ブームが生み出した新しい人材ということで今後も多いに期待です。
Charlotte Gainsbourg シャルロット・ゲンズブール、役者としても昔から好きなんですが、今回のベックとの共演作はお互いの個性を殺さずによくぞここまで作品として成立したなぁ・・・と関心させられた一枚。ベックのフレンチポップへの造詣を垣間見てやっぱりオタクなんだろうと。今の時代インパクトある看板が無いとお金をかけてレコードを作ることもままならない時代なので、大物2人がめいっぱい贅沢に好きな音楽を作る、良い意味で象徴的な作品です。
Generifus「the Water from the Well」オリンピアの若手SSWの日本自主制作盤。オリンピアといえばKレーベルですが、Kや確かSaddle Creekからも引き合いがあるという。春先にライヴを見ましたが荒削りながらいい曲を書くんです。
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