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« August 2007 | Main | November 2007 »

Stax 50th:Otis ReddingのドキュメンタリーやライヴDVDなどが続々リリース

創立50周年を迎えレーベル復活や、過去のアーカイヴ作品などリリースが目白押しのStax Recordsだが、今回は2作のDVDリリースの話題。 まずはOtis Reddingの『Dreams to Remember: The Legacy Of Otis Redding』。パフォーマンスは勿論、Steve Cropper、Wayne Jackson、Jim Stewartといったミュージシャン、関係者の証言になんとナレーションはSamuel L. Jacksonというドキュメンタリー作品。 一方『Respect Yourself: The Stax Records Story and The Stax/Volt Revue Live In Norway 1967』はノルウェーでのツアーの模様を収録したライヴDVDである。 今年の前半からStax50.comという記念サイトをスタートさせていましたが、ラジオや壁紙のようなダウンロードコンテンツが充実している上に、特にレーベルの歴史など読み応え十分のblogが更新頻度もクォリティーも高い素晴らしい出来になっています。CDのシングルボックスやら結構Stax関連は持っている方ですがラジオの充実ぶりに軽く聴くのにしばし流しっぱなということも良くあります。 ラジオとは他にlistenメニューで最近リリースされたSouliveの新譜なんかもアルバム・フル試聴で聴けます。

The Flaming Lips: I Was Zapped by the Lucky Super Rainbow

Pitchforkがユニークビジター数が前年同月比1590%アップ(by TechCrunch Japanese)という恐ろしい成長を遂げているSNS、imeem上で新曲「I Was Zapped By The Lucky Super Rainbow」の試聴を開始しています。これはジェシカ・アルバなどが出演しているコメディ映画『Good Luck Chuck』のサントラに提供した作品で、なかなかドリーミーなポップに仕上がっております。フル試聴出来ますのでどうぞ!

Medeski Martin &Woodが子供向けのレコードを発売

MMWの熱心なフリークYさんからのタレこみです(―といっても自分がオフィシャルを見過ごしていただけなのですが・・・)。昨年位から噂になっていたMedeski Martin &Woodのチルドレンズ・レコードこと『Let's Go Everywhere』が11月20日にリリースされます。
Little Monster Recordsというところからの発売でRachael Yamagata ,Apples In Stereo, The Bangles, Marshall Crenshawといったアーティストも所属しているインディーレーベルです。
このレーベルの存在は、はじめて知ったのですが、どうもアメリカのブック・ストア・チェーンのBarnes & Noble限定のThe Beatlesカバー集を出したり、こじんまりと独自の活動をしている感じです。
連日アーティストの独立話が出ていますが、このようなインディな動きをしつつも、結構有名アーティストを集めている新興レーベルもこれからは注目すべきものがどんどんと増えてくると思うので要チェックであります・・・ ちなみにBeatlesのカバー集に関してはレーベルのMySpaceで聴けます。
さて肝心のMMWの新作は前述通りKids Music扱いでリリースされる模様ですが、マイスペでも子供声入りなのにモロにMMWという不思議な体験ができる「Where The Music 」の試聴を開始し、またレーベル・サイト内でもう一曲「Pirates Don't Take Baths」という曲が試聴出来ます (Whereもこっちが音が若干いいみたいです?)。

Bob Dylan Live At The Newport Folk Festival

Dylanのリリースラッシュの第2弾はThe Newport Folk Festival。 1963年から65年の間に撮影されたニューポートでのパフォーマンスが『Other Side Of The Mirror: Live At The Newport Folk Festival』として10月30日にリリースされる (日本盤は12月5日)、更にこの日は伝記映画のサントラにして超豪華トリビュート盤『 I'm Not There』もリリースされます。
この作品にちなんで11月7日に開催されるトリビュートコンサートにはCat Power, Calexico, My Morning Jacket, the Roots, J Mascis, Lee Ranaldo & the Million Dollar Bashers, Mark Lanegan, Yo La Tengo with Buckwheat Zydeco, Al Kooperという凄まじいラインナップが参加しますのでもうこの前後はディラン三昧の言った感じになりますね。
pitchforkのDylan関連記事を追ってるうちに発見したんですがアメリカではかのDylanがDJを務める衛星ラジオ番組Theme Time Radio Hour (かくゆう私も含め日本にいるのに何故か皆が聞いているという・・・)とキャデラックのバーターでCMなんつーものを放映されています。 車に標準的にXMの端末が付けられてるので実現したコラボレーションですがいかにも今の原油高のご時世に乗っちゃいけないようなRVで御大が疾走しております。

そんな諸々ありますのでネタ帳代わりの最近のDylan関連リンクです
I'm Not There 【映画オフィシャル】
I'm Not There 【サントラ試聴】
I'm Not There 【MySpace】
Mr. Tambourine Man (Live at the 1964 Newport Folk Festival) 【YouTube】
Bob Dylan: Cadillac ad 【YouTube】
Bob Dylan: Most Likely You Go Your Way (And I'll Go Mine) [Mark Ronson remix] 【YouTube】

Radiohead インディーレーベルと契約か?

ミューシャンたちによる脱メジャーレーベル=FA宣言キャンペーン(あれだけ続くとなれば何かありそうだ・・・)の先陣をきったRadioheadだが、どうもアメリカのATOと『n Rainbows』の販売で話を進めている模様だ。 
NMEによるとDave Matthews BandやMy Morning Jacket、Gov't Muleなどが所属するインディー・レーベルATOとRadioheadが最新作の配給についてほぼ同意したとのこと。ATOといえばBMG傘下のレーベルということで実質インディーでも何でもなくメジャー流通に乗っかった所なんですが、かつて本隊BMGもPearl Jamの『Live at Benaroya Hall - Oct. 22, 2003』の販売に関して1枚のみの契約を結んだ過去もあるので、バンドにとっては比較的やり易いパートナーと言えます。 
あと所属メンバーがジャムバンド系のシーンに属していることもあり、比較的ゆるいスタンスを取れるという意味でもATOは良いのではないでしょうか。 ジャム系の音楽ファンにとってはこの手の半ばインディペンデントなバンドのスタンスは珍しくも何とも無いので驚きはありませんが、ライヴ音源の配布などにも前向きで放任主義的なATOを使って流通だけ任せるのは全然ありだと思います。 
この話で「Radoheadは完全FAしなかった・・・」なんて批判も出るかもしれませんが肝心なのはなるべくファンに負担かけずに手軽に音源を届けるというミッションなので、通販オンリーというのはさすがに流通としては限界があると思うしこれは賢い選択だと思います。

 

PHISH 『VEGAS 96』 CDリリース

Phishの最新リリース情報。 1996年12月06日ラス・ヴェガスのアラジン・シアターで行われたライヴが『VEGAS 96』として3枚組のCDでリリースされる。 35日間におよぶ秋ツアーのファイナルとなったこのライヴ07年11月20日にJEMP RecordsからCDが、そして配信音源はお馴染みLivePhish.comでリリースされる。 
最近Treyのソロ作などの先行予約発売でボーナス・ディスクが付いているので感のいいファンはご存知の通り、Phish Dry GoodsではTシャツとボーナスCD(Road To Vegas)とDVD、40ページのフォトブックレット、トランプとダイスがついたBOXエディションも販売する。
このライヴPrimusのLes ClaypoolとLarry LaLondeがゲスト出演したり John McEuen (Nitty Gritty Dirt Band)などが参加したりとバンドの歴史上に残るライヴなのでこの機会に高音質で聴きたいものです。 2005年は『Live at Madison Square Garden New Year's Eve 1995 』の3枚組CD、昨年は『 Live in Brooklyn Live in Brooklyn』のCD&DVDとPHISHのアーカイヴは年一回で乱発することなくクォリティーの高い作品をリリースしているので安心して買えます。

GUITAR WARS勃発!

WIRED VISONの記事「だまされる人続出:有名ギタリスト熱演のパロディビデオ」から、最近YouTube上で話題の映像について。
フィンランド出身のユーザー名StSandersなる人物が作った画期的な発明―それはライヴ映像に下手糞極まりない演奏をそれっぽくオーバーダビングしたというもの。どのコンサートビデオから拝借しているかが、判る人には完全にパロディなんですけど、これが結構音にピッタリ合っていたりして巷を賑わしせております。

しかもどれもが独創的なインプロヴィゼーションが延々と展開されていますが(笑)―選曲や演奏の節々に感じられるのは、「この人メタルが好きなんだろうな~」ということ。中高生がギターを弾ききれないでフレーズをうる覚えで演奏している様な姿が目に浮かぶような愛すべき演奏が並んでいます。

元もとMetallicaの「One」のど下手ヴァージョンを切っ掛けに増殖していったStSanders氏の作品。OzzyとJake E. Leeの音と絵がバッチリあってる奴も、 元の演奏知ってる人にとってはありえない話なんですけど、いや良く出来てますね。
途中でキーボードが思わず「The Final Countdown」をやっちゃうSantanaのビデオとか・・・手くせで「Iron Man」風のリフも登場します。Angus Youngも熱いです!
あとキッズが購入しても高速フレーズの嵐で何一つ学べないと当時いわれていたMarty Friedmanの教則ビデオ もこの通り。。。 
またしても「Iron Man」今度はEddie Van Halenの演奏 ピヨピヨした口笛がまるでHermeto PascoalみたいなSlashとか、あとSteve Vaiはシリーズ化されています、 個人的には後半「Smoke On The Water」から「Stairway To Heaven」というキッズ御用達のコレとか面白かったです。Vaiは、表情が表情だけに・・・傑作揃い。
今のところ13本アップされているStSandersの動画集はコチラです。
日本人が作り出したらまた絶妙なのを作ってきそうなのでエア・ギターの次はこれ(何と呼べばいいだろうか・・・)が盛り上がることに期待です。

Top 100 Canadian Album

"Neil YoungからArcade Fireまで―”というキャッチ・コピーのちょっとオススメの本を発見。タイトルのまんまカナダのロック・ミュージシャンが作ったアルバムベスト100を選ぶという内容です。
どのように選出したかというとカナダの音楽関係者580人を集め、ミュージシャン (RushのNeil Peart, Ron Sexsmith, Ed Robertson (Barenaked Ladies), Holly Coleなど)、評論家、フェスティバルへの地方公演マネージャー、クラブプロモーター、ディスク・ジョッキーなどからの投票をベースに集計、それだけに飽きたりず関係者から吸い上げた証言をもとにすべての時代を考察、カナダ全国から本当のカナダ生まれのベストアルバムを選ぶべく意見を集めたというなかなかの意欲作といえます。

筆者のBob Mersereauはカナダのテレビ局CBCのリポーター兼音楽コラムニストで、CBCの彼のラジオプログラムは何度か聞いたこともありますが、東海岸の音楽シーンで影響力のある音楽ジャーナリストの一人です。
筆者曰く100枚選出するのは非常に困難で出来るものなら500枚くらいチョイスしたかった・・・と。 そんな理由からかもうブログの最新ポストで"ここ何ヶ月間も秘密にしていたがもう出版するんだからいいだろう”―ということで、1位 Neil Youngの『Harvest』、Joni Mitchellの『Blue』が2位、The Bandの『Music From Big Pink』が3位、The Guess Who『American Woman』が10位、The Tragically Hipの『Fully Completely』が5位などと既にバラしていますw

ここからも窺える通り、勿論本を出すという部分もある意味重要ですが、この本はコンテンツとしてブログで更に発展していく可能性がある部分があるということです。ただ単にベスト100を発表するだけじゃなく、これからブログと連動して色々制作の裏話やらをどんどんアップしていくということで本の価値が更に高まるという戦略だろうか?・・・ちょっと期待し過ぎの感もありますが、ブログでの今後の展開が非常に楽しみです。 発送に若干時間がかかりそうですが、日本のアマゾンでも買えます。 

 

KeaneとPussycat DollsがUSBシングルを発売

音楽業界系ブログ・メディア、Coolferの記事から。Radioheadショックから一週間以上たち、すでに「DR付楽曲が売れるか」から「そもそも楽曲は売れるのか」にシフトしはじめた(by TechCrunch)という通り、イギリスではユニバーサル・ミュージックがHMVの店舗でUSBドライブに音源を入れて販売を始めるという、まずはKeaneとPussycat Dollsのシングルを£4.99で販売することを決定した。 (当然No DRMの音源だと思いますが―でなければ意味がないです。)
何となく今更・・・という感はありますが、USBドライブも随分安くなってますし、配信サイトで買える環境にない人や、カード決済が嫌などというユーザーなどなど需要に少なからず答えることができると思います。またちょっとしたグッズとしての需要もあるんじゃないかと。100歩譲って、今まで無かったこのようなフォーマットでの販売への転換はレーベルがやっとユーザー目線で何かやろうしている意思の表れともとれます。 

しかし随分前からSD経由で聴ける、D-snapオーディオ・プレイヤーとか携帯のmini-SDの普及が盛んな日本でやらないのでしょうか?不便極まりないDRMの呪縛やあとUSBドライブやSDカードが再販制度適用外だから二の足を踏んでいたとかそんなところでしょうか。 とにかくユーザーの視聴環境に合わせたメディアにシフトしないでセールス低迷と言われてもどうにもなりません。 CCCDに始まり、ルートキットにDRMと色々ユーザーに不自由なリスニング環境を作っておきながら売上低迷は違法コピーが唯一の理由という論調はそろそろ成り立たなくなって来てるのではないでしょうか?

TechCrunckの記事 『音楽違法コピーには、タダでも勝てない』 にあるとおり、たとえRadioheadのようなバンドがぼぼ無料で最新作をリリースしても一週間で海賊ダウンロードに抜かれてしまうご時世です。 配信用音源は音質をそれなりのもの押さえて、高音質CDの受注を自分たちのサイトから取るという方法で、レーベルや流通などの中間マージンをカットすることに成功したRadiohead。彼らのようなバンドにとってはこの一連の動きは勝利であると考えてよいですが、大物がどんどん去って行った後に残されたレーベルは記事の結びにあるように、デジタル化とそれがもたらす複数チャンネルでの製品プロモーションと流通を受け入れ さらにフレキシブルな戦略をとらないと生き残るのは相当厳しいのではないでしょうか。

Neil Young 『CHROME DREAMS II』の試聴

ブログ系音楽メディアsteregum.comの記事 『New Neil Young - "Dirty Old Man"/"The Believer"/"The Way"/"Spirit Road" (And Chrome Dreams II Album Art)』より。

76年に制作されたもののお蔵入りしたアルバム『Chrome Dreams』の名を冠したNeil Youngの最新作、いよいよ来週発売となりますが、その中の4曲がyoutubeにアップされてます。
いかにも彼らしいギターサウンドの『Dirty Old Man』や『Spirit Road』で昇天ですが、昨今を想起させる『The Believer』、ゴスペル調から子供コーラスという変化球が美しい『The Way』と、4/10を聴いた時点で、傑作の匂いが・・・昨今のアーカイヴといい未完の『Chrome Dreams』の発表とキャリア後半でたたみかけるようなリリースラッシュが続きます。

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