NPR Listeners Pick the Best CDs of 2006
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あと今年も2週間ということで、年間ベストというのがチラホラ出始めているので、興味深いものをピックしようと思います。
今回はアメリカの『NPR Listeners Pick the Best CDs of 2006』と題した米NPRの年間ベスト10をピック、順位はどうであれ結構自分の年間チョイスと被るものが多く、リスナー層は割りと大人でルーツ・ミュージックやトラディショナルなアプローチの作品が多いのが特徴です。あと前半豊作で後半一気に注目のリリースがめっきり減った今年の傾向を反映しているのも特徴でしょうか。
1)The Decemberists『The Crane Wife』
2)Neko Case『Fox Confessor Brings the Flood』
3)Bob Dylan『Modern Times』
4)M. Ward『Post War』
5)TV On the Radio『Return to Cookie Mountain』
6)Joanna Newsom『Ys』
7)Cat Power『The Greatest』
8)Jenny Lewis and the Watson Twins『Rabbit Fur Coat』
9)Tom Waits『Orphans』
10)Regina Spektor『Begin to Hope』
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Kill Rock StarsからCapitolに移籍したThe Decemberists。これまでのインディー・ロック的な立ち位置から、一気にメジャーらしいブラッシュ・アップぶりをみせ現在カレッジ・シーンを中心に売れまくっています。“ハモンドを前面に出しプログレっぽいアプローチを見せている”、もう一つ“ワールドフォーク的な叙情性が新しかった”という論調が大多数ではあるものの、個人的には彼らの勝因はシャッフルしてもどこからでも聴ける曲の雑多性ではないかと思っています。裏を返せばアルバムとしてのまとまりには若干疑問があります。この手法は今年売れた他のアーティストのアルバムの中でも見られているので、今年を象徴しているのではないでしょうか。
Neko、Dylan、M.Ward、Joanna Newsom、Cat Power辺りは自身のTOP30の中にもランクインしているので詳細は後日書きますが、今年もルーツ・ミュージックの中で確実に地に足のついた傑作が出た結果このセレクションにも現れています。
TV On The Radioも1作目から評価が高かったので無視出来ない存在ではありますが、グラム・ロック&ダビーな世界観がちょっと持ち上げられ過ぎな感も、まだまだこのバンドネタ持ってるようなんで、もう少し様子を見てみたい所。
このランキング最大の発見はRegina Spektor。キャッチーな曲想にジョニ・ミッチェル風の透明感溢れる声が特徴的で、若干打ち込み系でサウンドのしょぼさが気になるものの、とにかく歌がいい。この作品はNPRが火をつけた自信作のようなので、日本でもそれ程知られて無い筈なので興味のある方はオフィシャル・サイトで試聴してみてはいかがでしょうか。


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