Loft Plus One シンポジウムに行って来ました
自分はかなり早い時期から並んでいたので幸運にも座れたりしたけど、180人のキャパに300人集まったそうだ・・・とにかくギュウギュウだった"選択肢を保護しよう!! 著作権法改正でCDの輸入が規制される?実態を知るためのシンポジウム"
元々タイトルにもある通り“実態を知るため”の会であり、基本的には今までこの問題をフォローするサイトでチェックして来た事の復習的な色合いが強かったが、CDの輸入に直接携わっている石川真一氏、ライセンスを獲得しインディーレーベルを起こしている佐々木敦氏、元タワーレコード社員でもあり、現在はレーベル・オーナーである高見一樹氏、独自の情報源を持っているビルボード誌日本支局のスティーヴ・マックルーア氏等、様々な立場の方からの内情をかなり詳細に聞けたのは非常に収穫があった。
賛成派が乗り込み難いアウェイ的な雰囲気もあり、反対意見や想定される最悪の状況をシュミレーションしつつ、CDのリージョンコード化案や、新しいmp3の違法者追跡機能の話しなど客席からも、さまざまな話が出てきて、音楽を楽しむだけの事に気持ち悪い位に管理された未来の社会を垣間見るようで、この話題をフィルターに様々な想像を掻き立てられたのはいうまでもない。
ただ今回の話を聞いて、“アメリカの企業の思うツボ”にはまってしまった日本の音楽業界の脆弱ぶりに、呆れるを通り越して
哀れにさえ感じ始めた、もう隙だらけっていうか・・・改めて「何でアメリカはCD-DAなのに日本はCCCDなの?」とか「輸入盤を締め出して国内盤だけ売って意味があるの?」とか、皆が持つ素朴かつ知れば知るほど頭をかしげたくなる疑問が「アメリカの企業が儲かる為」の一言で全て解決してしまうのだから。。。
だってJ-popのCD売ったって、今日の話だと0.4%分も、アメリカにあるマクロビジョン社にライセンス料として払っている−3000円だと12円も持って行かれるんだぜ。年間で考えたらXXX… それで日本の音楽ファンにそっぽ向かれてるんだから世話ねーよな。
日本の業界が必死こいてこの法案を通そうとしている根拠として唯一頷けたのは、ビルボードのマックルーアさんが言っていた韓国のメーカーによる還流防止の為との説。もともとCDの安い韓国のメーカーが日本市場での販売目的にJ-popのライセンスを取り、それを安価で日本市場に流す、韓国のレコード業界はここ5年に50%も縮小してしまったそうで(海賊版や違法ダウンロードのせいだという)、如何にもブロードバンド環境でも違法ファイル交換の面でもIT先進国(笑)の韓国らしいエピソードだが、確かに自国のマーケットが荒れ果てて、さらに近くの国、日本のCDが世界一高いと思えば、ビジネスチャンスばかりに食い込んでくる事は考えられる。でもこれを、韓国への日本文化の開放を求めたり、随分韓国人の歌手を起用したりご熱心だったavexのボスが、必死こいて今更その市場を塞ごうと躍起になっている姿は滑稽すぎるというかムシが良すぎるというか。。。
何はともあれ我々に出来ることは限られている、5月末に下手をすれば衆議院を通り来年に1月には施行されてしまうのだ。
今出来る事は ○数多くの人(特にこの問題で直接影響が出るような音楽ファンに)伝えること。 ○地元の議員へメールの一つも出し気に留めてもらう事 ○署名を出来るだけ増やすこと これ位かな・・・今日も友人に話したところ「そこまで酷いことにはならないんじゃない?」とか「それは考えすぎじゃないの?」とか言われたが、普通の感覚ならそんなものだろうと思う。俺としては依田さんや文化庁の役人も信用できないが、一番信用できないのはアメリカの企業だ、これで社会問題の話が云々・・・と知ったかぶりはしないが、少しでも世のニュースをつまみ見ている人なら、アメリカの企業が儲ける為なら、人殺しでも他の国の文化でも平気で蹂躙すること位判るはずだ・・・そこに住んでいる人の想いやら積み重ねて来た文化の歴史なんぞ屁の如く吹き飛ばすのだ。
アメリカに5年程住んでいたことがあるのだけど、アメリカ人、アメリカの文化は好きだが、あの国の政治、企業は相変わらず嫌いというか、憎しみすら感じてしまっている自分がいる−それで、アメリカのレコード会社の音楽を薦め楽しむ矛盾もあるしね。。。自分に“不便”という形で降りかかって来た時どうするのか?−まあその前にやれる事はやってみようと思う。
もう一つ客席からここではお騒がせFranz Ferdinandに関する仰天裏話が披露された、これは別ポストで・・・輸入権同様かなーり嫌な気分になる話ですがお付き合いください。
今日の議事録というか、話を文章化してくれているサイトを発見しました、ご自身の目でお確かめください、あと音楽配信メモの津田さんがmp3で今日の模様を公開してくれるそうです。
輸入盤CD規制に関するシンポジウムのメモ
そうそう、最後に高橋健太郎さん、ピーター・バラカンさん、藤川毅さん、パネリストの皆さんご苦労さまでした。沢山のメディアが来て、知って貰うという段階は皆さんの尽力で形になったのだと思います。個人として出来る事をされたのだと思いますが、後は私個人も出来ることをやってみようと思います。
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