Recommend CD:Jackson Brown 『The Very Best Of Jackson Browne』
いよいよ来週か、、、来週22、23日にオーチャード・ホールで行われるジャクソン・ブラウン・ソロ・アクースティック・ツアー。同時期にストリング・チーズ、デヴィッド・シルヴィアン、Slip with UAとギッシリライブが詰まっているので、結構ハードなんだよね。
このタイミングに、ジャクソン・ブラウンのアンソロジー的ベスト盤がライノからリリース、ベスト盤という響きが一番似合わないアーティストだけに、「どんなもんだろ?」と、、、デイヴ・マーシュ(アメリカの音楽評論家)がライナーノーツで言及している通り“ブラウンのアルバムはひと続きの楽曲により構成されていて、それらが集合する事により、大きな一つの曲集として意味を成す”なんて書かれてるから更に、そこまで興味ないかな〜なんて軽く流してたのだけど、やっぱり繰り返し聴いていると抜群にいいのだ。
個人的には改めて「プリテンダー」という曲が良くて、これまではトータルで聴いたアルバムの一曲であり、彼の出世作の中の一曲に過ぎなかったんだけど、理想と現実についての歌−夢に描いていた理想以上に厳しい現実があって、そういう中を生きていかなければならない−当時ジャクソン・ブラウンの奥さんが自殺、、、そんな苦難の前後に作られ、乗り越えてつつ録音した一曲だ(ちょっとだけ要訳というか我流訳にて紹介)
"フリーウェイの脇に家を借りよう。 毎朝弁当をつくり、働きに出かける。日が暮れたら家に帰り、疲れた体を横たえる。 そして再び朝の光が差し込んできたら、目を覚まし同じことを繰り返す。"
"愛に焦がれながらも、現実には、生きるために金を必死に稼がなくてはね 悲鳴のようなサイレンや、平和を歌う教会の鐘の音や、スクラップ屋がフェンダーを叩き潰す音が入り乱れた街の雑踏の中で"
"ここでは、元軍人は昔の戦いを想い懐かしみ、子供達はアイスクリームのトラックを無表情で待っている"
"そんなこの街のひんやりとした夕暮れを彷徨い歩くプリテンダー 奴は希望や夢が、そこで始まり、そして終わっていくのを悟っている"
"俺はおめでたい馬鹿になるよ 誇大広告が人々の心や魂に入り込んで売り込んでくる、そんな世知辛い世の中で
金だけの為に苦心するのさ 金で買えるもので、売れるものならそれを信じるさ 昔は真実の愛というものがあると信じていたのにね・・・"
彼の詞の世界は内省的だとか、告白的だとか、辛らつだとか、何となく日本では決まり文句のように書かれているし、自分もついつい、そんな風に言ってしまいがちなのだが、なんかもっと現代社会の煮ても焼いても食えない部分を、端的に表現する天才なんだろうと、今更ながらスゲエな、これから何度も何度も聴いていかないとな、、、とこの機会に心に誓った訳です。
だから「プリテンダー」・・・これだけ聴くためだけにライブ7000円払っちゃおうかな〜と迷っている今日この頃です。
そのジャクソン・ブラウンがRolling Stoneでブルース・スプリングスティーンについてエッセイを書きました、なんか勢いで要約してしまったので、別ポストにて公開します。
P.S.因みにベスト盤は輸入盤の方が割安、当然日本語対訳は無しってことで・・・Very Best of Jackson Browne

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